宮司だより

宮司だより

  • 【No.444】2013.11.1
10月26日、宮司が理事を務める神道国際学会主催のセミナー「伊勢と出雲ー古代王権の聖なる空間」が政策研究大学院大学(東京都港区六本木7丁目22−1)で行われ、宮司が出席しました。
第一部では栗本慎一郎会長による「古代王権と出雲・伊勢」の基調講演が行われ、経済人類学の立場から聖方位、弥勒信仰、祇園信仰にある聖牛信仰などからユーラシア大陸の西部の騎馬民族と飛鳥京を作った蘇我一族との関係について触れつつ、古代日本の王権について述べられ、質疑応答では三宅善信理事長と栗本会長の対談形式がとられ本テーマに関する考察が加えられ、第二部では、コーディネータの岩澤知子常任理事(麗澤大学外国語部准教授)、マイケル・パイ理事(マールブルグ大学名誉教授・
元国際宗教学宗教史学会会長)、ジョン・ブリーン理事(国際日本文化研究センター教授)、ファビオ・ランベッリ理事(UCSB
東アジア言語及びカルチャースタディーズ学科/宗教研究学科教授
)によるパネルディスカッションが行われ、伊勢の巡礼と国内における巡拝、明治維新後の権力による神宮の変化、インド・中国・日本の三国の関係とグローバリゼーションとローカライゼーションといったテーマで活発な議論が行われました。
| 2013-11-01 | 宮司だより | 記事▼ |