宮司だより
東急沿線の街の情報誌「The Growing」の表紙に桜神宮の境内のイラストを使っていただきました。
このイラスト、とても気に入ってます。
1月24日に開催予定だった「宮司と学ぶー神道ー」ですが、いろいろ考えた末、1月の会はお休みにしてそのまま2月28日の回に移行することにいたしました。参加してくださる予定だった皆様にはお電話でその旨を連絡させていただいたのですが、何卒ご理解のほどお願いいたします。
神殿では十分に間隔を開けて座り、講義の際も広くスペースを取り、マスク着用の上換気をしていれば感染を防げると考えておりますが、皆様の当社までのご移動の際のことも考え、また世間の現在の状況なども踏まえこのような判断をいたしました。ひと月先になりますが、来月皆様と勉強できるのを楽しみにしております。
皆様、明けましておめでとうございます。
昨年はコロナ一色の1年間でした。
年がかわりましてもまだ収束する気配が見えません。
辛丑(かのと・うし)の辛は「つらい」「むごい」「きびしい」「ひどい」の意に通じる語です。
同時に「新」に通じる語でもあります。
昨年は謙虚に敬虔な心になって規律して正し、改善して更新してゆく年でした。
丑の年は前年に発生したものがやや長じる年で「紐」に通じ「養う」意味ももちます。
経済のあり方、仕事のやり方から生活まで社会の状況に合わせて常に改め更新して行かなければ衰退してゆく。必要あらば根本的に見直して、謙虚な気持ちになり懺悔、斎戒して新たなスタートを切らなければならない。そんな一年であると感じています。
神仏の御加護を受けながら皆さまが繁栄されますことを心よりお祈りしております。
令和3年もよろしくお願いします。